7月29日(月)のHAPON Morning Lounge、BGMテーマは「バッハが「就活」?! 『ブランデンブルク協奏曲』」です。
HAPON Morning Loungeは、毎週月曜日の朝、シェアオフィスのHAPON新宿とNPOみんなのことばがお届けしています。
月曜日はちょっと早起きをして、仕事に、勉強に、打合せに。心にゆとりのある1週間のスタートをHAPON新宿でお過ごしください。
▼29日(月)のBGMの解説は、こちらをご覧ください。
バッハ『ブランデンブルク協奏曲』第1番・第2番・第3番
今回のモーニングラウンジのBGMは、前々回に引き続きクラシック音楽史上最大の巨人、ヨハン・セバスチャン・バッハの作品を紹介する。
バッハは長年、たいへんな音楽愛好家で自らも楽器の名手であったと言われているアンハルト=ケーテン侯レオポルトに仕えており、当時ヨーロッパでも有数の宮廷楽団を所有する侯のもと楽長として存分に腕を奮っていた。 しかし、このケーテン侯の妻となった妃が音楽嫌いであったため次第に宮廷楽団の規模は縮小され、楽長であったバッハもついには職を追われてしまうのである。
そんな失業中のバッハが、次の就職先として目をつけたのが当時ベルリンで力のあった貴族、ブランデンブルク=シュベート辺境伯である。そのときバッハがブランデンブルク伯爵に自らの作曲家としての技術や才能の集大成として捧げたのが6曲の協奏曲、この『ブランデンブルク協奏曲』なのである。 この作品はまさに、失業中のバッハが『就活』のために書き上げた起死回生の作品なのだ!
今回はこの名作を、当時使われていたオリジナル楽器を使用し話題となったグスタフ・レオンハルト率いる古楽器界のスーパースター達による演奏でお楽しみいただこう。 ブリュッへン、クイケン兄弟、ビルスマ、ドンブレヒト…などベルギー・オランダのそうそうたる超オールスターメンバーが終結した刺激的な音楽が、現代の就活の鬱々たる気分も吹き飛ばすこと間違いなし!
NPOみんなのことば アートマネージャー
ヨコミゾヒロユキ
みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。
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