音楽の力!映画「エイミー」

こんにちは! インターンの田野倉です。
先週に引き続き、「音楽の力」を感じることのできる映画をご紹介します。
今回ご紹介する映画は、1999年公開のオーストラリア映画「エイミー」です。


アラーナ・ディ・ローマ演じる女の子・エイミーは、 4歳のころ、ミュージシャンであった父親がステージの上で感電死するところを見てから、 耳が聞こえなくなり、口もきけなくなってしまいます。 やがて福祉局の職員が、養護学校に行かせたがらない母親からエイミーを引きはがそうとするので、新しい町へ逃れます。

そこで、2人の生活に転機が訪れます。

新居の前に住んでいたさえないミュージシャンが、 エイミーが歌にのせれば話すことが出来ることに気づきます。 いつもは感情表現することがなく、表情もかわることがないエイミーでしたが、 歌うときは、生き生きとした表情になります。 自然と笑顔も増えていき、近所の人に歌で話かけたり、元気を取り戻していきます。

この映画で私のお気に入りは、エイミーが迷子になったときに、 近所の住人や警察が総出でエイミーを探す場面です。
エイミーは歌しか聴き取ることが出来ないため、 歌でエイミーに呼びかけなければいけません。
いつもいかめしい態度の潔癖症のおばあさんや、 警察たちも歌でエイミーに呼びかける様子が、面白おかしくてたまりません。 普段は厳格で、冗談も言いそうにない人でも、歌は彼らをユーモアの対象にしてしまい、 本当はとても面白い人なのではないかと思わせてくれます。 歌が、人間の新たな一面を引き出してくれたのです。

とにかくエイミーの歌声はパワフルです。
子どもの歌声は、純粋でみずみずしく、聴いているだけで心が洗われます。
この映画を見て、彼女の歌声に元気をもらってみてはいかがでしょうか?

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