「みんカツ」のススメ。

コンサート前の風景

こんにちは!アートマネージャーの横溝です。
いよいよ始まりました、「音楽家インターン」!ホームページの募集も開始されました。
パフォーマーへの熱い志をもった音大生の皆さん、このチャンスに奮ってエントリーください。

さて、今日はインターンシップの舞台となるみんなのことばの活動…略して「みんカツ」の舞台裏を少しだけご紹介しましょう。

コンサートがある日は、必ず開演前の時間を使い会場で入念なリハーサルを行います。
このリハーサルは私たちみんなのことばのアーティストが特に大切にしている時間のひとつです。
会場の響きをチェックし、子どもたちとのベストな距離感を話し合いながらセッティングをします。

私たちのコンサートはアーティストと聴き手の絶妙な「近さ」が大きな特徴ですが、会場の大きさ・間取り・導線などを考えながら柔軟に対応し話し合わなければなりません。

音だしが終わると、開演までは待機になるケースがほとんどですが、この間それぞれ着替えをしたり準備をしたりとつかの間の自由時間を過ごします。

音楽家という人種は本当に面白くて、この自由時間の過ごし方は千差万別・十人十色。
黙々と練習を始める人がいれば精神統一で無我の境地に入る方もいます。

みんことではお馴染みヴァイオリニストのJ氏は演奏前の日課である爪切りに始まり、ストレッチをして筋肉をほぐしたり丁寧に楽器を磨いたり…独自に考案したルーティンワークに余念がありません。私が横でくだらない世間話に興じていても黙々と自らのスタイルに徹するJ氏の姿、まさにプロです。

個性の強いアーティスト同士、お互いのスタイルを認めあい、磨き合う。
何か困難や壁にぶつかった時は意見やアイデアを出し合い最善の方法を探り出す。
みんなのことばの舞台裏では、アーティスト同士のこんな場面がよく見られます。

若いアーティストたちがのびのびと活動する現場が少なくなってしまったと感じる今日、「みんカツ」のように真摯に互いを高めあうことのできる機会はとても貴重ではないでしょうか。

音大生の皆さん。
「就カツ」でも、定食屋さんの「トンカツ」でもない… 私たちは「みんカツ」という、新しい音楽家のカタチを提唱します。

みんなのことばは、プロの音楽家とともに、参加型クラシックプログラムを通して子どもの心を育てる活動をするNPO法人です。

あなたのご寄付・ご支援によって、もっと多くの子どもに音楽が届きます

お問い合わせは

NPO法人みんなのことば
電話:03-3770-4266(平日10:00~18:00)

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